
「サウナに腕時計を着けて入りたいんだけど、それってマナー的に大丈夫?」
「G-ショックみたいな防水に強い腕時計って問題ない?」
「腕時計のマナーを身につけたうえで、サウナをより楽しみたい。」
この記事ではこんな悩みを解決します。
サウナは2020年前後からブームになり、趣味にしている人も珍しくなくなりました。
そして、サウナを利用するにあたって意外と重要なのが「時間管理」です。
サウナはもちろん、水風呂や外気浴の時間も管理できればより楽しめるようになります。
【サウナの時間管理:基本のローテーション】
①サウナ:5〜12分(無理は禁物、最初は短めから)
②水風呂:1〜2分(短すぎず、長すぎず)
③休憩(外気浴):15〜20分(リラックスして十分な時間を確保)
セット数: 2〜3セットが目安
しかし、施設によってはサウナの中に時計が無く、時間管理が難しいこともあります。

そんなとき腕時計があれば、簡単に問題は解決します。
サウナは1人ではなく基本的に他人もいるので、ある程度のマナーは抑えておきたいところです。
この記事では、サウナにおける腕時計のマナーと着用できるポイントについてそれぞれ解説していきます。
私は腕時計の販売員として数多くのお客様のお悩みを、接客を通して解決してきました。

この記事を読めば、サウナで安心して腕時計を使用して、より効率的に「ととのう」事が可能です。
ぜひ最後までご覧ください。
そもそもサウナに腕時計は不向き

そもそもサウナに腕時計は持ち込むべきではありません。
ここではその理由について解説します。
時計は”精密機械”なので高温多湿が大敵
腕時計は「クォーツ式」「ソーラー電波」「機械式」と様々なものがありますが、いずれも複雑な作りとなっています。
スマホやPCと同じで、水分はもちろん「高温多湿」な環境には不向きと言えます。
その理由や注意点を4つ解説します。
①湿気が内部に入ると故障する
サウナで腕時計を着用するのは、内部に湿気が侵入し故障の原因になるためおすすめできません。
腕時計は“精密機械”であり、ほとんどのメーカーが高温多湿な環境での使用を推奨していません。

例えばCASIOのGショックでも、説明書の注意事項の1つに「温水プールやサウナなど高温多湿な環境で使用する」ことを明記しています。
サウナのような極端な環境では、内部パーツに不具合が起こりやすくなります。
内部パーツの交換など本来発生しない修理が必要になり、保証修理もできません。
たとえ防水仕様でも「高温多湿」は別問題なので、サウナでは外すのが基本と言えるでしょう。
②耐熱性の問題
サウナで腕時計を着用するのは、耐熱性の観点からも大きなリスクがあります。
サウナの”80〜100℃前後”という環境で最も懸念されるのが、内部パーツの変形です。
例えば、防水機能を支えるパーツである「パッキン」を例に挙げます。


つまりやわらかいゴムでうまくすき間を埋められてたのが、硬くなることですき間ができてそこから水分や湿気が入りやすくなるんですね。
防水性能はあくまで“水圧”への耐性であり、“高温”への耐性とは別問題なのです。
③デジタル時計は液晶に不具合が起こる
サウナでデジタル腕時計を着用するのは、液晶トラブルのリスクがあるため注意が必要です。
サウナ室の80〜100℃前後という高温環境では、液晶の表示が真っ暗になったり消えてしまう現象が発生することがあります。

これは液晶内部の分子配列が高温によって一時的に乱れ、光がうまく透過できなくなるためです。
最悪の場合は液晶が破損して、二度と映らなくなることも考えられます。
デジタル時計は便利ですが、サウナの高温環境は想像以上に過酷なのです。
④水風呂に入ったときの水圧と温度差も大敵
サウナ後に水風呂へ入る行為は、腕時計にとって“二重のダメージ”となるため注意が必要です。
サウナ室で熱せられた時計を水風呂に一気に浸すと、急激な温度差でガラス内にくもりが発生します。
すぐにくもりが取れればいいですが、くもったままや内部に水分が見られたらすぐに修理が必要になります。
「10気圧以上の防水モデルだから大丈夫」と考える方もいますが、これは温度差による現象なので防水時計でも発生します。
サウナ後の水風呂は気持ち良いものですが、腕時計にとっては大きな負担になるのです。
12分計での時間管理が基本
サウナには「12分計」というものがあり、必ずしも腕時計は必要ではありません。
12分計とは、通常の時計とは異なり“12分を1サイクル”として計測する時計のことです。

サウナでは一般的に「5〜12分程度で1セット」が目安なので、これがあれば簡単に計測ができます。
確かに腕時計があれば、5〜7分程度で一度出るといった細かな調整や、ストップウォッチ機能による管理は便利です。
しかしその利便性のために時計へ大きなダメージを与えるリスクを負う必要があるのかは、冷静に考えるべきポイントです。
サウナの時間管理は、基本的に施設の12分計で十分に対応できます。
サウナにおける腕時計のマナー3選

サウナは公共施設なので、当然ですが他の利用者もいます。
なので、当然マナーを守って行動しなければいけません。
ここではサウナにおける腕時計のマナーについて解説します。
①時計持ち込みOKか事前に確認
サウナで腕時計を着ける場合は、必ず事前に施設へ確認するのがマナーです。
多くの施設では腕時計の持ち込み自体をハッキリ禁止していないものの、「貴金属・腕時計の持ち込み禁止」と定めている施設もあります。
そのため不安な場合は事前に問い合わせ、案内に従うのが安心です。
②通知音や操作音を鳴らすのはNG
サウナ室内で腕時計の通知音や操作音を鳴らすのはマナー違反です。
他の利用者が集中している中で、電子音やアラーム音が鳴ると迷惑になります。
時間管理のためにアラームを設定していても、音が鳴れば雰囲気を壊してしまいます。

必ずマナーモード(バイブレーション)に設定し、操作音もオフにしておきましょう。
サウナでは「静けさを守る」意識も大切です。
③金属バンドの時計は着けない
金属バンドは汚れがたまりやすく不衛生なので、サウナではさけましょう。
腕時計の金属バンドは、基本的に1つ1つの「コマ」で形成されています。
コマやケースのスキマに汚れがたまりやすく、それが水風呂に入ったときに取れてしまう可能性があります。
他の人と共用で使用する場所で、これはかなり不衛生です。

私も数多くの電池・バンド交換をやってきたのでわかるのですが、掃除していない腕時計の金属バンドは本っっっっっ当~~~~~に汚いです!
衛生面から考えても、金属バンドの腕時計をサウナで着けるのはやめましょう。
元販売員が解説するサウナ着用OKな時計4選

これまでの流れだと「サウナで腕時計使いないじゃん!」と思っているかもしれません。
しかし、サウナでも使える・使いやすい時計はあります。
そんな時計を元販売員の私が、私見も交えながら紹介していきます。
①Gショックなど樹脂バンドのスポーツ時計
サウナで腕時計を着用するなら、Gショックなど樹脂バンドのスポーツ時計が安心です。
樹脂バンドは熱伝導率が低く、高温にならないので肌への負担を抑えられます。

さらに金属バンドと違ってコマではないので、汚れもたまりにくく衛生的です。
特にGショックは水に強く、衝撃に対してもタフな作りです。
ただしメーカーがサウナなど極端な環境での使用を推奨しているわけではありません。
肌への負担や衛生面において、樹脂バンドの腕時計はサウナに向いていると言えます。
②操作性の低いアナログ時計
サウナでは針だけのアナログ時計も有効です。
液晶のデジタル時計だと、前述したように「ブラックアウト現象」が起きてしまう可能性があります。
針だけのアナログ時計だと、もちろんその心配はありません。
樹脂バンドのアナログ時計もありますし、白い文字盤の時計を選べば視認性も確保できます。
サウナで使用する腕時計において、アナログ時計も最適な選択肢の1つと言えます。
③最低でも10気圧の防水性
サウナで腕時計を使うなら、最低でも10気圧(100m)防水モデルを選ぶのが安心です。
サウナ室内は高温多湿で、ロウリュをするところではさらに過酷な環境になります。
水風呂や大量の汗も想定すると、防水性能は必須です。
3~5気圧の生活防水程度では、細かな水蒸気の侵入を防ぎきれない可能性があります。

サウナ用に選ぶなら、防水性能は妥協せず10気圧以上を基準にしましょう。
④100均などの安価な時計
サウナで使用する時計は、100均などで手に入るような安価な時計もオススメです。
サウナの様な高温多湿な環境は、腕時計にはあまりに過酷です。
常に故障のリスクが付きまとうため、それを視野に入れた時計選びが必要となります。
ならばもういっその事、壊れてもいい時計を選ぶのも1つの手です。
もし故障しても「安いしまた買えばいいや。」と、コスト面にも精神的にもダメージが最小限に抑えられるのです。
サウナでの時間確認を最優先に考えるなら、故障する前提で安価な時計も候補に入れてみましょう。
まとめ:マナーはもちろんどんな腕時計を選ぶかも重要

今回の記事をまとめます。
・腕時計は高温多湿が大敵なのでサウナでは「12分計」で時間管理するのが基本。
・時間管理がしたいなら3つのマナーを守って適切に使用する。
・外装の素材は樹脂で安価なアナログ時計がオススメ。
くれぐれも言っておきますが、サウナでの腕時計の使用は自己責任です。
それを前提にしたうえで、かつマナーを守って「サ活」に励んでくださいね。
今回は以上です。


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