
「上司と接待でゴルフに行くので、失礼が無いようにゴルフをする際の腕時計のマナーを知りたい。」
「マナーに適した腕時計を身につけたうえでどんな行動をすればいいの?」
「ゴルフの腕時計マナーを完璧にして、当日を滞りなく終えたい。」
この記事ではこんな悩みを解決します。
ゴルフは「紳士のスポーツ」と言われています。
それは審判がいないため、プレーヤー自信に誠実なプレーやマナーを守った振る舞いが求められるからです。
ただでさえ規律が求められるスポーツですが、職場の上司など目上の人とプレーするときはさらにマナーを守る必要があります。
そのため、仕事でゴルフをする機会がある人、または今後そのような機会が訪れるであろう人にとって”ゴルフにおける腕時計のマナー”は知っておいて損はないでしょう。
なのでこの記事では、腕時計における最新のゴルフマナーを完全ガイドしていきます。
私は腕時計の販売員として数多くのお客様のお悩みを、接客を通して解決してきました。

この記事を読めば、仕事で目上の人や取引先の人とゴルフをする事になっても、安心して当日を迎えられます。
ぜひ最後までご覧ください。
ゴルフで腕時計がマナーとして気にされる3つの理由

ゴルフで腕時計がマナーとして気にされる理由は、主に3つあります。
ここでは、これら3つの理由を深掘りしていきます。
頻繁に時計を見るのが失礼
プレー中に何度も腕時計を見る行為は、周りへの配慮に欠けるため失礼と受け取られやすいです。

頻繁に時計を見る動作は相手を急かしている、または集中していない印象を与えてしまうからです。
何度も時計を見るのを控え、自分の番が来るまで静かに待つようにしましょう。
特に上司とのゴルフでは、時計を見るタイミングに注意するだけでマナー意識の高さを示せます。
プレー中の音・光がジャマになる
腕時計が発する音や光が、周囲のプレーを妨げるとして意識されます。
例えばデジタル時計の「ピッ」という操作音は、思っている以上に気が散ります。
光沢が強い金属の腕時計は太陽光を反射するので、視界にあると集中が乱れます。
他の人の集中を乱す可能性があるため、ゴルフにおける時計選びは重要なのです。
時計の操作がプレーの遅れになる
ラウンドの進行を遅らせないことも、大切なマナーの一つです。
腕時計の操作に時間をかけすぎると、流れを止めてしまう原因になります。
距離計測や設定の確認に夢中になり、自分の番になっても準備が整っていないと周りに気を使わせてしまいます。

特に周りが目上の人ばかりの場合は、ラウンドの進行を優先させることが重要です。
ゴルフでマナー的にOKな腕時計の特徴4選

ここでは、ゴルフでマナー的にOKな腕時計を4つご紹介します。
ご自身の所持している時計に当てはまるかどうか、確認しながらご覧ください。
アップルウォッチなどのスマートウォッチ
アップルウォッチなどのスマートウォッチは、ゴルフで着けても問題ありません。
近年はスマートウォッチが急速に普及しているため、ゴルフでもスマートウォッチを使用する人は珍しくないのです。
ただし操作音などでジャマをしないようにするなど、ある程度の気配りは必要です。
あとは特別目立つようなカラーや装飾が無ければ、目上の人間がいる場で着用しても問題ないでしょう。
距離計測付きのGPSウォッチ
ゴルフにおいて距離計測付きのGPSウォッチは、マナー的にもOKとされています。
近年は、機能性を重視したGPSウォッチの着用が主流になってきているのです。

私の友人も「Garmin(ガーミン)」のGPSウォッチをゴルフ用に購入しており、普段使いも含めて活用しているようでした。
販売員をしているときも、ゴルフウォッチを購入される方は男性の中高年が多かったです。
自分も持っていれば、会話のキッカケになるかもしれません。
G-SHOCK(一部のモデルを除く)
G-SHOCKも、ゴルフで使用する腕時計として選ばれています。
実際にプロゴルファーの石川遼選手や小祝さくら選手もプレー中に使用しており、機能性・デザイン性の高さが評価されています。
一方で、ゴルフに特化した距離計測などの機能を持つモデルがない点はデメリットといえます。
ただし、以下のモデルは避けた方が良いでしょう。
・G-STEEL(ジースティール)=外装が大き目で重たい
・MTG(マスター・オブ・ジー)=「G-STEEL」より更に大きめのものもあり、機能的にもゴルフ向けのものはない。
・MRG=G-SHOCKの最高級ライン。高級すぎて目上の人間がいる場にはそぐわない。
・その他外装が大きめ、ギラギラしたメタル外装のモデル
デジタルのシンプルなタイプが、小さくて見やすいのでオススメです。
落ち着いたデザイン・控えめなサイズ感のクオーツ時計
落ち着いたデザインで控えめなサイズ感のクオーツ時計は、最も無難な選択でしょう。
派手な装飾や大きすぎるケースは、悪目立ちして同伴者の視線を集めやすくなります。
クォーツ時計だと機械式に比べて衝撃にも強く、屋外で行うゴルフとの相性も良好です。
シンプルな文字盤や控えめなカラーの時計を選ぶことで、上司や取引先とのプレーでも安心して着用できます。
ゴルフでマナー的にOKな腕時計を着けるときの注意点3選

ゴルフでマナー的にOKな腕時計でも、使い方に注意は必要です。
ここでは、その具体的な注意点について解説します。
操作音やアラームが鳴らないようにする
アラーム機能付きの時計を使う場合は、プレー前に音が鳴らない設定か必ず確認しましょう。
ゴルフで最も重要なのは、音に関する配慮を徹底することです。
例えば、他のプレイヤーがアドレスに入っている時やスイング中に操作音やアラーム音が鳴るのは厳禁です。

着けること自体は問題ありませんが、事前の対策は必須です。
ゴルフ場ごとのルールを事前に確認しておく
必ず事前に、ゴルフ場ごとのルールを確認しておきましょう。
ゴルフ場によっては、腕時計の着用自体を控えるよう求められる場合もあります。
名門ゴルフ場では、ロビーやレストランでカジュアルすぎる腕時計を制限していることもあります。
事前にドレスコードを確認し、ゴルフ場に合った時計を選ぶことが大切です。
あらかじめ操作に慣れておく
距離計測機能付きの時計やスマートウォッチは、操作に慣れていないと時間がかかってプレーの遅れにつながります。
当日に初めて使うのではなく、事前に基本操作を把握しておきましょう。

あらかじめ操作に慣れておくことで、マナーを守りながら安心してプレーに集中できます。
ゴルフでマナー的にNGな腕時計の特徴2選

マナー的にOKな腕時計は、使い方に注意すれば何の問題もありません。
しかし、もちろん中には着用自体を避けた方が良いものもあります。
ここでは、ゴルフでマナー的にNGな腕時計をご紹介します。
ギラギラした装飾やゴールドの時計
ギラギラした装飾やゴールドの腕時計は、ゴルフ場では悪目立ちします。
強い光沢や派手なデザインは、他のプレイヤーの集中を妨げる原因になるのです。
特に晴れた日は、ゴールドや装飾部分に太陽光が反射して視界に入ることもあります。
そのため、装飾が控えめでシンプルな腕時計を選びましょう。
ロレックスなどの高級時計
目上の人間がいる場合は、ロレックスなどの高級時計は避けた方が無難です。

部下や接待する側の人間が自分より高級な時計を着けていると、心情的に良くないでしょう。
さらに高級時計の多くは機械式のため、スイング時の衝撃で不具合や故障のリスクもあります。
メーカー側でも、ゴルフ中の着用を推奨していないケースは少なくありません。
相手への配慮や時計自体に関しても、ゴルフに高級時計は向かないと言えます。
ゴルフでは腕時計を外すのが一番のマナー対策なのか?

今までマナーの観点で腕時計を解説してきましたが、「ならいっそのこと最初から着けないのもアリなのでは?」と思った方もいるかもしれません。
ゴルフは審判がいないため、他のスポーツよりも自身にマナーや配慮が求められます。
なので時計をしなければ、時計のマナーに関する負担は減るでしょう。
ならば、ゴルフで腕時計を着けなくても問題ないのでしょうか?
ここでは、ゴルフで腕時計を外すのがマナー対策となるのかを解説します。
結論:マナーに適した腕時計を着けた方が良い
腕時計をしないと、プレー中の時間確認をスマホに頼ることになります。
そもそも目上の人間がいる状況でチラチラとスマホを見るのは、ゴルフでなくても失礼です。

同じ見る行為でも、スマホとスマートウォッチでは受ける印象も違ってきます。
かといってスマホもスマートウォッチも無いと、ラウンド中に時間を確認する手段がありません。
ゴルフは前の組との間隔を空けすぎないようにする「プレーファスト」が重要です。
なので時間を確認するためにも、腕時計は着けた方が良いでしょう。
間違えてNG時計を着けて来たときは外すのが無難
うっかりマナー的にNGな腕時計を着けて来た場合は、外すようにしましょう。
外した腕時計は、キャディバッグに入れて持ち歩くのが無難です。
また、盗難や破損が心配な場合は事前にロッカーにしまうのが安心です。
間違っても、そのまま着けてプレーすることのないようにしましょう。
まとめ:腕時計はゴルフのマナーに適した使い方が重要

今回の記事をまとめます。
・ゴルフは審判がおらずそれぞれに規律が求められるので、時計も含めてマナーを身につけておかなければならない。
・マナー的にOKな腕時計でも使い方に注意が必要。
・「プレーファスト」を守るためにも、時計を身につけて時間を常に意識する。
腕時計を着けること自体はマナー違反ではありませんが、どのように着けるかが重要になってきます。
マナーに適した腕時計を身につけたうえで、正しい使い方をしましょう。
今回は以上です。


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