
「社会人女性が守るべき腕時計のマナーって何があるの?」
「今持ってる時計がマナー的に正解か不正解かを知りたい。」
「上司や取引先に『ちゃんとしてる』って思われたい」
この記事では、社会人女性が守るべき腕時計のマナーについて学べます。
まず、社会人の腕時計マナーとして以下の基本が挙げられます。
・シンプルなデザイン
・控えめなカラー
・正しい方法で着ける
近年は在宅ワークが増えたり、服装のマナーがゆるくなっている傾向にあります。
しかし、仕事である以上ビジネスマナーを抑えておくに越したことはありません。

マナーに厳しい職種への転職や、マナーに厳しい人との仕事があっても問題なく対応できますよ。
そのためには、どんな時計を選べばいいかわからなければいけません。
そこで本記事では、社会人女性が守るべきマナーを5つ解説します。

マナーに合わせた女性用腕時計のポイント5選

ここでは、マナーに合わせた女性用腕時計の選び方のポイントを5つ解説します。
①文字盤のデザインはシンプルに「3針」
文字盤のデザインは「3針」を選びましょう。
3針とは「長針・短針・秒針」と、時間を表す「インデックス」のみで構成されたシンプルな文字盤のことです。

時計のデザインとしては、最もシンプルかつフォーマルです。
一方で、ストップウォッチ付きの「クロノグラフ」やデジタル文字盤ではカジュアル過ぎるのでNGです。

ただ女性用のアナログ時計は3針が多いので、選ぶのにそこまで苦労しないでしょう。
マナーを守る時計の基本として、シンプル&フォーマルな3針を迷わず選びましょう。
②文字盤の色は「白・黒・ピンク・ネイビー」でOK
文字盤は「白・黒・ピンク・ネイビー」を選んでおけば大丈夫です。
女性用はフォーマルでもカラーが豊富で、特にピンク系は多く展開されています。
ただしピンクを選ぶ際は蛍光色ではなく、淡いパステルカラーにしましょう。
③革バンドか金属バンドを選ぶ
バンドは革バンドか金属バンドのどちらかです。
ウレタンなどのゴム製バンドは、さすがにスポーティ過ぎる印象が持たれます。
革バンドの色に関しては、黒かブラウン系が無難です。

バンドの色は思ったより目立つので、ここはシンプルな色を選びましょう。
④金属バンドはシルバーかピンクゴールドで
金属バンドはシルバー、もしくはピンクゴールドにしましょう。
シルバーは言うまでもなくOKですが、ピンクゴールドでも問題ありません。
というのも、女性用の腕時計は外装にゴールド系のカラーを使用しているモデルが大半です。

ゴールド系のカラーを使用しているモデルを省いてしまうと、選択肢が大幅に減ってしまうのです。

イエローゴールドでも問題はありませんが、ピンクゴールドの方が肌になじむ色味なので悪目立ちせずオススメです。
全面ピンクゴールドもいいですが少し目立つので、できればピンクゴールド×シルバーを選びましょう。
⑤派手な飾りは避ける
女性用でよく見かける、ダイヤなどの装飾は避けるべきです。

ギラギラした印象で、悪目立ちしてしまいます。
もちろんプライベート用なら全く問題ありませんが、仕事用となるとなるべくシンプルな外装を選ぶべきです。
手持ちの腕時計にマナーに適したものがない場合の対処法

もし前述した腕時計のポイントに当てはまらない場合は、以下の対策を検討してみてください。
バンドを変える
バンドの色味が派手などの場合は、別売りのものと交換してみましょう。
大抵の腕時計はサイズさえ合えば、市販のバンドと交換が出来ます。

時計専門店は市販のバンドを売っている事が多いので、購入すればその場で交換してくれます。
しかし、中にはバンド交換が出来ないタイプも存在します。

右側の様なタイプは海外ブランドに多く、バンド交換は預かり修理のみの対応です。
自分の腕時計が交換できるタイプか確認してから、時計を持ち込みましょう。
仕事用として1万円台の腕時計を購入する【オススメ国産ブランド3選】
「バンド交換したくない」「ケースや文字盤のデザイン的にバンド交換しても意味ない」という方は、仕事用として時計の購入を検討してみてください。
以下のブランドなら、1万円台でシンプルな腕時計が購入できます。
①ALBA(アルバ)=SEIKOが展開するブランド
公式サイト:https://www.alba.jp/
②CASIOコレクション
公式サイト:https://www.casio.com/jp/watches/casio/casio-collection/
③wicca(ウィッカ)=CITIZENが展開するブランド
公式サイト:https://wicca-w.jp/
一見すると可愛い色味やデザインが多めですが、白黒の文字盤やシルバーの外装などシンプルなモデルも展開しています。
腕時計の着け方に関するマナー

腕時計は着け方も重要です。
特に女性は独自のマナーがあるので、ここではそれについても掘り下げていきます。
バンド調整の基本は「小指1本分」のスペースを空けること
腕時計のバンドは、自分の小指1本分のスペースを空けて調整しましょう。
これは革バンドも金属バンドも、どちらも同様です。
たまに好みでブカブカがいいという方もいますが、やはり見た目が良くありません。
文字盤が手首に回って、見た目はもちろん時間の確認もしにくくなります。
金属バンドは自分で調整が難しいので、最寄りの時計店や修理店に持っていけばバンド調整してくれます。

腕時計の購入店に保証書と一緒に持っていけば、店によれば無料でしてくれますよ。
女性は腕時計を手首の内側につけるのがマナー?
「女性は腕時計を手首の内側に着けるのがマナー」という話しを聞いたことはあるでしょうか。
あれ実は、マナーというより「和装の習慣」が引き継がれているだけなんです。

それを防ぐため、脇を閉めた状態でも時間が確認できるように
和装では手首の内側に着けるようになったそうです。
なので手首の内側に着けなくても、特にマナー違反という訳ではありません。
しかし、何らかの機会で和装することになったら腕時計を内側に着けかえた方が良いでしょう。
内側に着けるメリット【品が良く見える】
腕時計を内側に着けるメリットとしては、上品に見えることです。
前述しましたが、文字盤を外側に着けると確認するときに脇が開いてしまいます。
下品とまでは言いませんが、脇が閉まってるときと比べると内側に着けるほうが上品に見えます。
内側に着けるデメリット【デスクワークで邪魔になる】
時計を内側に着けるデメリットとしては、デスクワークで邪魔になることです。
キーボード操作のとき、デスクに文字盤が当たってしまうのです。
タイピングが出来ないほどではありませんが、人によってはストレスになりかねません。

かといって、いちいち時計を外すのも面倒ですよね。
時計がキズつく可能性もあるので、デスクワークの方は外側に着けることをオススメします。
【元販売員が回答】女性社会人の腕時計マナーについてのQ&A

ここでは女性社会人の腕時計に関するマナーを、元腕時計販売員の僕(あるいは同僚)がお客様から実際に質問された内容から解説します。
海外ブランドはダメなの?
はい!海外ブランドはプライベートで着けるのがオススメです!
理由としては以下が挙げられます。
・外国人の手首のサイズに合わせてるので文字盤が大きい=文字盤は小さめで
・派手なカラーや個性的なデザインが多い=シンプルなデザインがマスト
・ロゴが大きめにデザインされている=文字盤はシンプルに
海外ブランドはトレンドになる事もありますし、仕事で着けたくもなりますよね。
スマートウォッチはマナー違反?
マナー違反と言えるでしょう。

スマートウォッチは、スマホやタブレット端末と同じ「デバイス」なんですね。
なので、「腕時計のマナー」に当てはめることがそもそも間違いと言えます。
ただし、職場の事情で着けることが推奨されている場合はもちろん別です。

例えば、私は時計の販売員をしていましたが、国産メーカーから発売されているスマートウォッチの販売もしていました。
その場合は普段から仕事でも着けていたら
・複雑な機能の説明もスムーズにできる
・スマートウォッチの便利な機能を体感できる
・スマートウォッチを検討しているお客様に対して接客トークのキッカケになる
など、様々なメリットがありました。
しかしこれは珍しいケースなので、基本的にはマナー違反になることを覚えておいた方が良いでしょう。
見た目のマナーさえ守れてれば機能は何でもいい?
どんな仕事であっても、時間の正確さは重要です。
ソーラー電波時計なら、毎日時刻を調整してくれるので常に正確な時間を確認できます。

女性用でも、国産メーカーなら多くのソーラー電波時計があります。
マナーの範囲で、自分の好きなデザインを選んでみてください。
まとめ:女性社会人の腕時計はマナーの範囲である程度のオシャレも楽しめる!

今回の記事をまとめます。
・腕時計はとにかくシンプルなデザインがマナー
・女性は男性に比べてマナーの範囲である程度オシャレができる
・手首の内側は和装ではない限り着けなくてもいい
最近は若い人を中心に、社会人でも腕時計を着けない人が増えていると聞きます。
しかしフルリモートでもない限り、仕事は人と接して行うものです。
つまり、「他人の目」が常に付きまとうのです。
マナーはそんな「他人の目」から、自分を守る基礎的なスキルと言えます。

この記事で得たスキルで、あなたが一目置かれる存在になることを願っています。
今回は以上です。
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