
「いま持ってる腕時計って就活のときに買ったやつだけど、ビジネスマナー的にこれでいいのかな?」
「営業で初めて行く企業の人に“マナーがなってない”とか思われたらどうしよう…。」
「社会人として適切な腕時計ってどんなのか知りたい。」
社会人としてやっていくうえで必要なビジネスマナー。
もちろん腕時計にもマナーが存在し、守らないと相手からの印象が悪くなる可能性もあります。
そこで本記事では、社会人として最低限知っておきたい腕時計マナーを基礎から解説します。
読み進めるだけで、「どんな時計を選べば安心か」が明確になり、今後どんなシーンでも迷わず対応できるようになります。

後半には元販売員である僕がオススメする社会人向けの腕時計も紹介しますので、時間が無い方はそれだけでもご覧になってください。
社会人に腕時計のマナーが必要な2つの理由

社会人の腕時計マナーには、ちゃんと必要な理由があります。
①意外とみられている「腕時計」
身だしなみの中でも、腕時計は意外と見られています。
例えば名刺交換のとき、腕元は自然と相手の視界に入ります。
そこで不適切な時計をしているとマイナスの印象を与えることも。

たかが腕時計1つと思うかもしれませんが、見ている人は見ているのです。
②「腕時計=ビジネスマナーの一部」という意識が広がっている
現代では、スマホで時刻を確認することはもはや常識といえます。
しかし、取引先や上司の前でスマホを取り出す行為は「集中していない」「礼儀に欠ける」と思われるリスクがあります。
特に営業職のように外部の人と接する機会が多い立場では、腕時計を使って時間確認する方が印象は良くなります。
このような背景から、社会人にとって腕時計はもはや装飾品ではなく、マナーとしての重要性を持つアイテムになっているのです。
社会人の腕時計マナーに適したデザイン3選

適切な「時計のデザイン」を選べば、マナー違反になることはまずありません。
ここでマナー違反にならないデザインを、パーツ別に解説します。
黒・茶の革バンド or メタルバンド
ビジネスシーンでは黒か茶の革バンド、もしくはシルバーのメタルバンドが好印象です。
逆にゴールド系のメタルバンドやウレタンなどのゴム製バンドは避けましょう。
カジュアルすぎて目立つうえに、スーツともなじみません。
スーツになじんで、なおかつフォーマルな印象を与えられるバンドを選びましょう。
文字盤は白・黒・ネイビーなどの落ち着いた配色
時計の顔ともいえる文字盤には「白・黒・ネイビー」などのカラーを選びましょう。
文字盤は腕時計の中でも特に目立つパーツです。
ハデな目立つカラーになると、そのぶん腕元も悪目立ちしてしまうのです。
オシャレよりもフォーマルを優先して、目立ちにくいカラーにしましょう。
ケースのサイズ厚すぎない10㎜以下で
ケースのサイズは、大きすぎないものを選んでください。
ケースのサイズが大きすぎると、スーツの袖に引っかかってしまいます。
目安としてケースの幅は38〜40mm程度、厚さは10mm以下が理想です。
見やすさも確保できるサイズなので、このサイズを基準にしてみてください。
社会人の腕時計にスマートウォッチやG-SHOCKはアリ?

機能性バツグンの「スマートウォッチ」や、タフに使える「G-ショック」は社会人が仕事で身につけても大丈夫なのでしょうか?
スマートウォッチの扱いと注意点
スマートウォッチはビジネス向けではありません。
そもそもスマートフォンと同じく「デバイス」なので、腕時計とは扱いが異なります。
デザインもフォーマルとは程遠いので、なるべくビジネスの場では使用しない方が良いでしょう。
カジュアルすぎるG-SHOCKの位置づけ
G-ショックはスポーティなデザインで、本来はビジネスウォッチとしては不向きです。
しかし会社の規定はそれぞれ違うので、確認したうえで着けてOKなら問題ありません。

ぼくも電車通勤していた際は、スーツにG-ショックを合わせているサラリーマンの方をよく見かけました。
それに最近のG-ショックはメタルバンドやデジタルなしの文字盤など、ビジネスウォッチに近いモデルも発売されています。
「会社の規定」「ビジネス向けのモデル」など、いろいろと確認したうえで着けられそうならG-ショックはオススメです。
女性社会人向けの腕時計マナーとは?

女性の腕時計マナー(主にデザイン)は、男性と少し異なります。
華奢すぎず清潔感のあるデザイン
女性も同様に、華美な装飾を避けた「控えめな上品さ」が鍵です。
ケースは小さめで薄型、色味は白・ベージュ・シルバーなど落ち着いたトーンが好まれます。
ベルトは細身の革かメッシュタイプの金属ベルトが人気。
華奢すぎず、時計としての機能性と上品さを兼ね備えたデザインがベストです。
元販売員がオススメする社会人の腕時計

ここでは元販売員の僕が、個人的にオススメする社会人向けの腕時計のデザインを解説します。
外装:軽くてサビにくい「チタン素材」
腕時計の外装は金属だと「ステンレススチール」か「チタン」に分けられます。
仕事でいつも着けることを考えると、やはりチタンがオススメです。
理由は、チタン素材そのものが軽くてサビにくい点にあります。

ステンレススチールは丈夫ですが、チタンとくらべると重いしサビやすい点があります。
チタンは軽くて快適ですし、マットな質感でギラギラした感じもありません。
着け心地も快適で、マナー的にも間違いのない外装素材なのです。
文字盤:シンプルで見やすい「3針」
文字盤は「3針」がオススメです。
3針とクロノグラフの比較画像
3針はムダな装飾が一切ないので、パッと見た際に時間が見やすくなっています。
「掛け時計」「パソコン」「スマホ」など、時間が確認できるものは他にもあります。
しかし、身につける以上やはり腕時計が1番スムーズに時間を見れます。
3針は、「すぐに時間が見れる」という腕時計のメリットを活かしたデザインなのです。
機能:充電&時刻の正確な「ソーラー電波」
ビジネスマンの腕時計に適した機能は「ソーラー電波」です。
ソーラー電波は「充電」と「時刻合わせ」を同時に行ってくれます。
「電池切れ」と「時刻ズレ」のリスクを最小限に抑えてくれるのです。
正確に時間を守ることは信頼関係を築くのはもちろん、仕事の生産性や効率化にもつながるのです。
まとめ

最後に、今回の記事をまとめます。
・社会人の腕時計は「落ち着いたカラーで10㎜前後のケースの厚み」を選ぶ
・基本的にスマートウォッチは着けない
・オススメは「チタン」「3針」「ソーラー電波」
プライベートと違い、社会人となると身につけるものは「自分」よりも「人目」を気にする必要があります。
本記事を参考にすれば、まずマナー違反のレッテルを貼られる事はありません。
それでも服装の規定は会社によって変わるので、まずはそちらを確認するのも良いでしょう。
今回は以上となります。
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